「ここで書くか。ちょっと待ってて」
フードコートのテーブルの部分だ。

4時過ぎだからか座っている人は少ない。


「はい」
ハヤテがオレンジジュースを持ってくる。


「ありがと、ハヤテ」


「いいえ」

さっき買った手紙セットを広げる。


「何かっこかっな〜」
フウカちゃんとハヤテは歳が離れている。
だからこそ悩む部分もあるのだろう。


「日頃の感謝とかは?」


「いやー感謝される側だからな〜」


「はぁ…フウカちゃんお兄ちゃんがこんなんで可哀想」