「どうして私て同じ表現ができないの!!!」

「ごめんなさい」

「何歳の頃から教えていると思っているの!!!」

「ごめんなさい」

「こんな演奏、こんな演奏っ、周りの子にすぐ抜かされるわ。もっと練習して!!!」

「ごめんなさい」

「あなたは“ごめんなさい”としか言えないの!!!」

「ごめんなさい」

「もういいわ。ここから出て行って。」

ーーーごめんなさい。出来が悪くて

お母さん、私の音に対して何言われても我慢してたけど、もう我慢できないや。

こんなダメダメな娘でごめんね。










桜羅(さくら)さん。