兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「ここ、予約したんだ。」
蓮人が予約してくれていたのは和食レストラン。
昔何度か家族で来たことがある。

レストランのドアを開けてあたりまえに私を先に中に入らせる蓮人。

すぐ近くの距離をすれ違うだけでなぜか泣きそうになってしまう私。
こんなに近いのに遠い。

いつからだろうか。
こうして蓮人が遠く感じたのは。

いつだって子供の頃は一緒だった。
一緒にいることがあたりまえだったのに、それが変わってしまったのは・・・高校を卒業してバラバラの進路に進んだころからだろうか。