私は自分の体を抱きしめるように体を丸めて座りながら、願った。

どうか・・・彼の笑顔を奪わないように・・・

私が感じている罪悪感と背徳感を彼は感じないで生きていけますように・・・

明るい未来に・・・顔を上げて胸を張って歩めますように・・・




だから・・・

私は彼の人生からいなくならないとならない。

明るい未来を彼に贈るためには、私は彼の前にいたらいけない。