兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「また蓮人、告白されてたよー。」
休み時間、自販機にジュースを買いに行っていた彩乃が戻ってきて私と美月に報告する。

「今週何人目よ。みんな卒業を前に焦ってるのね。」
美月は最近になり、バスケ部の後輩と付き合い始めた。
「そういう美月もでしょ?卒業前に告白なんて、かわいい彼氏だよねー。」
「でしょ?」
美月は保育士を目指して短大に入学することが決まっている。

「優莉は結局、誰の告白もうけなかったねー。」
「まぁね」
「イケメンもいたよー?結構。」
「そうかな」
最近、私も呼び出されては告白されることが続いている。
私の本質を知らずに、勇気あるなぁと思いながらも、すべて断ってきた。