兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「おめでとう!」
両親の祝福の声。
私と蓮人の前には大きなケーキ。

私は外国語大学に、蓮人は法学部のある国立大学に無事に合格した。

季節が冬に代わるころに退院した私。
すぐに入試の準備が始まり、慌ただしい日々を過ごした。

「二人でロウソク、ふーして?」
子ども扱いするお母さん。
お父さんは私たちの顔が映るようにとカメラを設置して動画と写真を撮ろうと構えている。

私は隣に座る蓮人と目をあわせてから、二人でロウソクの火を消した。