兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「優莉、もう少し食べられたらいいんだけどな。」
父も立ち上がり、私の方に近づく。

「プリン・・・」
「ん?」
私の言葉に、首をかしげる父。
蓮人は言葉の意味が分かり、すぐにベッドから出て冷蔵庫で冷やしていたプリンを出す。

スプーンの包装をはがし、プリンのパッケージの蓋をとって私の前に出す蓮人。

「プリンかーい」
心配そうだった父の顔があきれながら微笑みに変わる。

蓮人は私が残したお弁当まできれいに平らげて、ふっと微笑みながらプリンを食べる私を見る。