兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

私は、通訳の仕事に就きたくて外国語大学を目指している。

今までは学力にも差があまりない私たちは高校も同じ高校以外考えていなかった。

保育園も小学校も中学校も、高校も一緒だった私たちは大学から、別々の道を歩むようになる。

きっと高校を卒業したらどんどんと別々の道を選ぶようになるのだろう。


「優莉」
「ん?」
ぼーっとしていた私に気づいた蓮人がいつのまにか近くに立っていた。
「どうした?具合悪い?」
「平気。」
気付けばペンを手にしていた手が震えていた。
蓮人は私の言葉にも、心配そうな顔を変えずに私の頬に触れる。