「ゆっくりな。」
「うん」
「よそ見すんな、ちゃんと足元見て。」
「見てる」
「いや、見てない。」

そんな会話をしながら私たちは小高い丘を登っていく。

そこには、私たちの両親が眠っている。

私の本当の両親も。



やっと来られた。
この場所に。