兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「ごめんなさい・・・」
急にすべてに自信が無くなって、こんな言葉しか出ない。

「なんで謝るんだよ。」
蓮人は私の体を抱きしめる。

「謝るのは、違うだろ。何も優莉は悪いことなんてしないだろ。」
「ごめん・・・ごめんね・・・・」
言えなかった。
今までずっと言えなかった。

真実を知らなかった私。
蓮人の戸惑いも知らず、蓮人が私から距離をとろうとするのがどうしてもいやで、幼い子供のように抵抗した。
ひどい態度だってとった。

本当の妹じゃないのに・・・私にいつだって寄り添っていてくれたのは蓮人だ。