兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

少しして部屋に戻ってきた蓮人。
少しだけ息が荒いのはそれだけ急いで戻ってきてくれたからだろう。

私は横になっていた体を起こす。
「横になってろ。無理すんな。」
蓮人がすぐに荷物を床に置いて私の方に近づく。
それでも私は体を起こし、近づく蓮人の両方の腕をつかんだ。

体力を奪われている体は小刻みに震えて、余計に緊張した。

私が言おうとしていることがまるでわかっているかのような蓮人は、私の横に座り、私がつかんでいた蓮人の腕からそっと手を握った。

私を制止することをあきらめた蓮人は、私をまっすぐに見つめ、両手を握りながら言葉を待つ。