兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「卒業、おめでとう。」
「ありがとう」
両親はあれこれ片付けるために夜、病院から家に帰った。

「靴、ありがとう。」
「どういたしまして。」
今夜は蓮人が病院に泊ってくれる。

体調が落ち着いてから徐々に私の精神状態も落ち着いてきたものの、まだ一人だと夜にうなされたり眠れない。
睡眠薬を飲まずに眠れるようにと、一人だけ夜の付き添いを許されていた。

「私も蓮人が就職するときに、何かプレゼントするね?」
「別にいいよ。就職できるかわかんないし。」
「そんな弱気なこと言わないの。大丈夫。」
蓮人はベッドに座り私の髪を撫でてくれる。