兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

そして、蓮人は毎日ほとんどの時間私に付き添ってくれるようになった。
夜の付き添いも母と交代しながらそばに居てくれる。

「優莉」
夕べは母が付き添いをしてくれた。
夜に熱がまたあがり、けいれんを起こした私は朦朧とした意識の中で、病室に入ってきたのが蓮人だとわかる。
「おはよう」
蓮人は私のベッドに近づき、私の髪を撫でる。

自分の状態がボロボロで、蓮人に見られるのが少し恥ずかしいと思いながらも、蓮人に会えたことでうれしさがこみ上げる。

「じゃあ、朝ごはん作ってくるわね。蓮人、お願いよ?」
母は蓮人が病室に来るとすぐに朝食を作りに家に戻る。
「今夜は蓮人お願いできる?そろそろ買い物行きたいから。」
「了解。」
毎日蓮人と母がお互いの都合に合わせて、どちらが私に付き添うかを決めていた。