兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「本当に甘いんだから、お父さんは。」
「いいだろ?かわいい娘が襲われたら困るからな。帰りはちゃんと蓮人、優莉と帰ってくるんだぞ?」
「んー」
父の言葉に、口いっぱいに食事を頬張りながら返事を返す蓮人。

「大丈夫だよ。」
私がいくら言っても、蓮人は必ず一緒に帰ると言い張る。

もう、すでに抵抗することをあきらめている。

「優莉、薬飲みなさいよ?」
「うん」
キッチンからの母の声に、父が食事の途中で席を立ち、ミネラルウォーターを用意する。