兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

体を丸めるようにする私をすかさず蓮人が抱き留める。
「どうした?苦しい?」
急に顔をゆがめる私の顔を覗き込む両親。
蓮人は私の体を支えながら、私の顔にかかった髪をかき上げてくれる。

「優莉っ?」
両親も私の様子にベッドに駆け寄る。

「娘が急に苦しそうに胸を抑えています。体温が40度を超えていて、息ができないみたいで。すぐに来てください。」
父のナースコールの言葉に、私は自分の状態を知るくらい、全身の感覚が一気に沸き立つようで、何が起きているかわからなかった。
「優莉っ!」



蓮人の胸の中、私は意識を手放した。