兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

母が用意してくれたのは蓮人と私の好物ばかり。

「ロウソク付けたら叱られるかしら。」
母はそう言いながらも買ってきてくれた大きなケーキにロウソクをともした。
「ほら、二人で消して?」
私の隣にいつの間にか座っていた蓮人が、私がロウソクの火を消せるように、私の背中とベッドの間に自分の体を入れて支えてくれる。
「せーの」
私の掛け声で消されたロウソク。

私と蓮人で消したロウソク。
両親が私たちの前でそろって携帯電話やカメラを構えている。

「おめでとう。」
母は毎年私たちの誕生日になると、目を潤ませる。