兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「うん」
父がベッドのリクライニングを操作して、蓮人が私の体を支えながら、背中にクッションを入れてくれる。
母は机の上にもってきた手料理を並べ始めた。

「朝ごはん、一口も食べてないんですって?」
母は厳しい顔をしながら体勢を整えた私の方を見る。

朝、シャワーを浴びてから私はずっと眠っていて食事をしていない。

「ごめん。」
そうは言っても全く食欲がない。
「食べられるものだけでもいいから。少しでも食べなさい?」
父も私を心配そうに見つめ頭を撫でてくる。

「うん」
私の病室は一気ににぎやかになった。