兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「嫌なんだよ。好きな人がどんどん幸せそうじゃない顔になって、どんどん痩せて、どんどん元気なくなっていくのが。」
・・・私は修平に返す言葉が見つからないまま、ただただ泣いた。

帰り道。

修平は私の手をまた引きながら歩いてくれた。

朝と違うのは、修平が私の手を握ってくれているんじゃない。

私は修平の手をギュッと握りしめながら、家までの道を歩いた。