兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「早く仲直りしろよ?」
「・・・んー。」
家の玄関の前。いつものように修平が私を送ってくれた。

蓮人と仲直りするようにと言い聞かせる修平もまるで自分がお兄ちゃんのような態度だ。

そういえば、修平は3人兄弟の長男らしい。
通りで面倒見がいいと納得する場面が一日の中でも何度もある。

修平に見送られながら私は家の中に入った。
帰宅してから母に叱られると覚悟をしていた私。
そんな私の気持ちを知って修平なりにエールを送ってくれているつもりなのだろう。
心細くなり振り向くといつもの笑顔で修平が手を振りながらまだ私を見ていてくれた。

修平の笑顔に力をもらって私は家の中に入った。