兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

「おはよう」
隣から声をかけられて、私が視線を向けると、そこには修平が立っていた。
「おはよう」
不思議だ。
修平に声をかけられても、あの夜、コンビニで蓮人がいた時はいたたまれない何とも言えないきまずさを感じたのに、今は何も気兼ねせず話ができる。

「今日は早いの?」
痴漢にあわないようにと早い電車で通学している私。
修平はいつも遅刻ギリギリの満員電車で大学に行っているはずだ。

「んー珍しく早く起きたから来た。」
「そっか。言われればひどいクマ。」
私がすぐ隣に立った修平の顔を見る。
修平は大きな手で自分の目をこする。

「この時間に来たら、会えるような気がしたんだ。優莉に。」