兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

やっぱり私の家族は温かい。

ちらりと蓮人を見ると、蓮人もふっと笑っている。
昨日までの怒った顔はどこへいったのやら。
満足そうに微笑み交じりに朝食を頬張る蓮人。

少し悔しいけれど、私は蓮人にいつもよりもたっぷりとオレンジジュースを入れて渡した。

「サンキュ」
更に満足そうな蓮人。

いつものように私の皿にトマトを入れてくる。
私も、蓮人の皿にピーマンとニンジンを入れる。

「全く」
満足そうに微笑んでいるのは母も父も同じだった。