兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~

私と蓮人はそれでも視線を合わせないまま、口に唐揚げを頬張ってむしゃむしゃと食べた。

「まったく・・・」
兄妹喧嘩なんて幼いころはしょっちゅうだった。
でも大きくなると私が一方的に怒ったり騒いでも、蓮人がお兄ちゃんぶって相手にしなかったり、簡単に謝ってきて、けんかにならずに終わることがほとんどだった。

だから、久しぶりの喧嘩。

私たちは食後も会話をすることなく、部屋に戻り眠りについた。

壁一枚しか隔たりのない私と蓮人の部屋。
でも、いつもよりも夜が長く、孤独を感じたのは悔しいから蓮人には絶対に言わないと心に誓いながら、私は眠りについた。

でも・・・寂しいから早くいつものように話がしたい・・・とも思ったことも内緒にしようと決めていた。