私はその瞬間号泣した。
分かってた事やのに。泣きたくないのに涙が止まらない。

「莉央泣いてんか?」
いつも以上に優しい声 
こういう優しが1番要らない
お前泣くなやめんどくさいねんって思っ切り突き放して欲しかった

「泣いてない」と嘘をついたが号泣してるからバレる

「そんなん別れる前のカップルでもないんやし」と笑いを交えながら言ってきたが私はそれどころではない

「お前の事嫌いになったわけじゃないからそこは覚えとけ、短かったけどありがとうな」

そこで電話は切れた。


その後も私は泣き続けた。
すると通知が…
隆くんからだ。


「短い間やったけどありがとうな!仕事頑張るんやぞ」
「お前の事ほんまに嫌いとかじゃないからそこは覚えといて」
「またどっかで会ったら声かけるわ!バイバイ」と。

嫌いになったとかじゃないから覚えとけってどういう心理で言ってるん?
何を考えてるん?私には一生分かることのない。

次の日、起きていつもみたいに連絡がこない事が悲しくなった。
当たり前におはようっと言い合って世間話をしたりしている事がどんなに幸せで楽しい時だったのか。
心にぽっかり穴が空いたとはこーゆうことを言うんだなと実感した

けどこれで良かったんだ。次に進まないとと
自分に言い聞かせた