『もう、そんな馬鹿やってないで朝ご飯が冷めないうちに食べちゃいなさい』 母は得意な包丁で野菜を刻みながら呟いた こんがり焼上がったパン バターを丁寧に塗る 『光、赤点取ったり進級に支障を出したりしたらお前わかってるだろうな?』 突然父が蛇の様な顔つきで言葉を投げ掛けてきた 『そんな心配しなくたって平気だよ?』 父と母は同じ高校だったらしく、理由は知らないけど父は母を残して中退したらしい そんな父はきっと大袈裟な心配をしているんだろう