卒業まであと30日、キミのことが知りたい。



「なにそれ、可愛すぎ」


そう言って、また私にキスを落とす新くん。


もう心臓がドキドキしすぎてもたないよぉー!


「あっ、そうそう! 俺、春花ちゃんに言っておきたいことがあるんだけど……」 

「なに?」


「実は俺、春花ちゃんといっしょの大学に受かってたんだよね」

「えっ!? そうなの?」


それって、新くんといっしょに大学生活を送れるってことだよね。


「そう。だから、これからは大学とバイトでも春花ちゃんといっしょだよ」

「そうなんだ。スゴくうれしい!」


新くんと両想いになっても、大学ははなればなれで寂しいなって思ってたから、新くんと学生生活を送れるなんて夢みたいだ。