シンくんと手紙のやりとりだけではなく、葛葉くんの模擬授業で生徒役をするのも日課になった私。

模擬授業をしている間だけ、葛葉くんに名前を呼ばれるのだけはいまだになれないけれど、葛葉くんの名前を呼ぶのは少しずつなれてきた。


それからあっという間に、卒業まであと10日を切ったころ。


今日もシンくんからの手紙が来てる。


私はいつものように手紙の内容を確認した。


えっ……?

嘘……でしょ?

こんなことって……。


シンくんからの手紙を見て、私は驚きを隠せなかった。



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        あのさ、
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      ずっと前から
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     思ってたんだけど……
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   春花ちゃんが好きな人って、
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     もしかして……新?
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