「はい、これプレゼント」 ゆづはそれぞれからプレゼントを貰った。 「よかったねー、ゆづ」 もちろんあたしもプレゼントした。 「1才のゆづに言ってもわかんないだろうけど、ママしか居なくてごめんね」 あたしはそう言ってゆづを抱きしめた。 「うー?」 ゆづはあたしの顔を覗き込む。 「何言ってんの、奏音…」 母ちゃんが言う。 「ゆづは幸せだぞ、パパはいないけどこんなに沢山の仲間が居るんだもん」 父ちゃんが言う。