kanon side 結局、何も異常はなく体育大会当日になった。 「母ちゃん、ごめんね、ゆづのことよろしくね」 「何言ってんの、親に気ぃ使わない!ほら、母ちゃん後で行くから先に行きな」 「はーい…」 「奏音…父ちゃんも種目までには間に合うようにするからな……」 「おいおい父ちゃん、俺は?」 「あ、あぁ、璃音も…」 「ったく…」 「璃音、行くよ!」 「おっけいっ」 こうして、体育大会の幕が開けた。