「桃真がパパだったらよかったのにねー」

あたしはゆづに言う。

「ハハッ、桃真顔真っ赤(笑)」

璃音が言う。

「うるせぇ」

「あっれー?奏音ちゃんじゃん」

「知り合い?」

桃真が聞く。

目の前に居るチャラチャラしたこの男。

あたしのセフレだった人だ。

「最近連絡くれないから寂しいじゃーん」

「もう彼氏できたって言ったじゃーん」

「いいじゃん、少しくらいー。俺奏音ちゃんの体すきなんだよねー」

そう言ってあたしの腰に手を回そうとする男。