「馬鹿っ空気読め!」 桃真が言った。 「確かに璃音と行くのは違うなぁ...」 「えっ...」 あからさまにショックを受ける璃音。 「俺じゃないの...だって俺弟だぜ...え...姉ちゃん.....」 「ふふっ、璃音一緒に行く?」 「えっ!俺はっ!!!」 次は桃真が反応する。 「いや、いい。行ってきて、二人で。俺ゆづみとくし」 「それは駄目。ゆづは連れて行く」 「24日は恋人の日だ。25日が家族の日」 璃音の真剣な眼差し。