「…そうだな、顔が伸びてこれ以上モテなくなっても可哀想だしやめてやるか」



私がアイツと呼んでいる憎らしい男子の名前は…



春野 嵐(ハルノ アラシ)



正に私の春を荒らしに来たのかって感じの名前。




春野は私の頬から手を離すと私の腕を引っ張って立たせてくれて、入れなかった山田君がいる輪に入れてくれた。




あれ!?たまには役に立つじゃん!



「へぇ、三神さんって家庭部なんだ?そういえば放課後に家庭科室の前通ると良い匂いするよな。料理するの好きなの?」

「うん!お弁当もよく自分で作ってるんだー」

「そうなんだ!料理出来る女の子ってなんだかんだ言ってやっぱりポイント高いよな」


さりげなく料理出来ますアピール成功したぁ!