「ももこばっかりかまってたらさ、いつまでも人間の彼女出来ないよ?せっかく高校生になるんだし青春を桜花させる為に少しはももこ離れしたら?あそこまでベッタリしなくてもさ」
「彼女なんかいらねぇよ…学校の女子なんかちょっと二人で話してただけで何か知らないけど勝手に女子同士で揉めて面倒だし、俺はももこがいれば充分だ」
「だから、人間の女の子とももこ一緒にすんなって」
哲哉とは幼なじみで5歳の頃二人で遊んでいるときに公園でももこを見つけた。
初めてももこに出会った瞬間俺の中に電流が走った。
哲哉が飼い主が迎えに来るかもしれないとその場で夕方まで飼い主が現れるのを二人で待っていたが誰も現れず、小さいももこを抱えて家に連れて帰った。
もしかしたら飼い主が探しているかもしれないと母さんが探してくれたけど、飼い主は見つからず、俺の家で飼い始めたのがももことの始まりだ。