「お父さん、お母さん!」
日曜日。
空港へ両親を迎えに行った私とおにいちゃんは、国際線のロビーで二人を見つけて無事に帰国できたことをすごく喜んだ。
長旅に疲れているかと思ったら、あれが食べたい、あそこへ行きたいとはしゃぎまくるお母さん。
その横で苦笑いしながら疲れが隠しきれないお父さんが居て。
荷物を車に運ぶおにいちゃんも、お母さんの元気さには苦笑いしていた。
お母さんの希望で、昼食にいくつかテイクアウトして帰宅。
ゆっくり落ち着く間もなくお隣りへ挨拶へ行ったきり帰ってこないお母さんと、倒れこむようにしてベッドへ行ってしまったお父さんがあまりにも対照的で。
二人の荷物を片づけながら、おにいちゃんと二人なんだか笑いが止まらなかった。
夕飯よりも少し早い時間にお父さんを起こし、隣へ行ったきりのお母さんも迎えに行って久々に家族4人そろっての夕飯。
お父さんのリクエストで、私とおにいちゃんが和食をあれこれ作ったら、お母さんがなんだか感動していて。
「カナコ、またお料理が上手になったわねぇ」
「やだ、お母さん。前回帰国した時も同じこと言ったよ」
毎回帰国して私の料理を食べるたびに、同じセリフを言うお母さん。
5年ぶりに一緒に生活するのに、この風景がすぐに当たり前だと思えるのは、やはり家族だから。
「そうだわ。カナコ、河合さんはいつ挨拶へ来るの?」
日曜日。
空港へ両親を迎えに行った私とおにいちゃんは、国際線のロビーで二人を見つけて無事に帰国できたことをすごく喜んだ。
長旅に疲れているかと思ったら、あれが食べたい、あそこへ行きたいとはしゃぎまくるお母さん。
その横で苦笑いしながら疲れが隠しきれないお父さんが居て。
荷物を車に運ぶおにいちゃんも、お母さんの元気さには苦笑いしていた。
お母さんの希望で、昼食にいくつかテイクアウトして帰宅。
ゆっくり落ち着く間もなくお隣りへ挨拶へ行ったきり帰ってこないお母さんと、倒れこむようにしてベッドへ行ってしまったお父さんがあまりにも対照的で。
二人の荷物を片づけながら、おにいちゃんと二人なんだか笑いが止まらなかった。
夕飯よりも少し早い時間にお父さんを起こし、隣へ行ったきりのお母さんも迎えに行って久々に家族4人そろっての夕飯。
お父さんのリクエストで、私とおにいちゃんが和食をあれこれ作ったら、お母さんがなんだか感動していて。
「カナコ、またお料理が上手になったわねぇ」
「やだ、お母さん。前回帰国した時も同じこと言ったよ」
毎回帰国して私の料理を食べるたびに、同じセリフを言うお母さん。
5年ぶりに一緒に生活するのに、この風景がすぐに当たり前だと思えるのは、やはり家族だから。
「そうだわ。カナコ、河合さんはいつ挨拶へ来るの?」

