「おまえ、あいつ以外のこと好きになるなよ?触らせるのもなしな。怒るから、こいつ。」
「別に怒らないよ。二度と澪の目の前に現れないようにはするけど」
「笑顔でなにとんでもないこと言ってんの……!?」
榛名くんのぶっ飛んだ発言に、思わず盛大に突っ込んだ。
だって!なんかもう黙ってられなかったというか!
「こいつが暴れないように手綱握ってろよ。おまえの言うことしか聞かねーんだから」
だから!それが意味分からないし……!
どうして私なの!
何で私の言うことしか聞かなくて、私のことで乱暴になるの!
大きな声でそう言うと、光輝とかいう男は面倒そうに息を吐いた。

