その溺愛、危険度99%につき



眩しさに目を細める。

今度は一体なに……



「おい(サク)!てめぇ急にどっか行きやがって!一丁前に人呼び出してんじゃねぇぞっ」



キラキラ光る金色の髪、シルバーのピアス。
バイクから降りて榛名くんをジトッと睨むのは、ついさっき、榛名くんの肩を組んでいたあの金髪不良だった。

な、なんで?
なんでこの不良が榛名くんの名前を知ってるの?
なんで榛名くんはこの不良と連絡を取り合えたの?



光輝(コウキ)、あんまり怖い顔するなよ。澪が怖がる」
「あぁ?」



光輝と呼ばれた金髪が、榛名くんの後ろにいた私の姿を捉えた。
眉を寄せて、「あっ、おまえさっきの……」とハッとした顔をする。