「なるほどねー、確かに浮気だねー。
体の浮気以前にすでに気持ちがねぇ。
そっか、つらかったね。
一緒にいるのに1人って辛いよね。
1年勿体無かったけど早くて良かったんじゃない。あなたまだ若いし。」
まだ再婚する気はあるの？と聞いた。

今はそんな気にはなれない、男なんてだれでも一緒だと思うし、うんざりだ。
いつか本当にわたしと笑える人がいたらその時は…
でもそんな時は来ないだろう。


「わかってるとは思うけど彼はまだいいほうよ？ギャンブル狂いとか、監禁とか、虐待とか犯罪者とかそんなんじゃないんだから。
この先真っ当な男に巡り合えるかどうかわからないよね？それでも別れるんだよね。」

「2人でいるのに1人はつらいよ。
別れたらいろいろたいへんなのはわかる。でも精神的に辛いままおなじように生活するなんて無理。
なんならもう手に触れるのも嫌。
顔も見たくない。」

「だよねー。わかるわ。1度見限ったら女は我慢できないからねー。
わかった、準備しとこ。お母さんには言っとく。うち帰れる？泊まってもいいよ？」
何も言って来なかったし、怪しまれるからそのままうちに帰った。

それからまたいつも通りご飯の作り置きをして、さっさと寝る。夜誘われても生理だからと断った。
朝いつも通り送り出す。
そして1週間経ち、情報屋さんから連絡が入った。