そんな私を花乃ちゃんが流し見る。
「寧々も行けばいいのに」
「私は無理だよぉ…まだ話したこともないし…」
…そう。もう5月になるっていうのに、私はまだ近海君と一言も話せてない。
木村君が泣きながら近海君のところにいって、ありがとうを言ってるのが見える。
そんな木村君の頭をグシャグシャにして極上スマイルで気にすんな、と言う近海君。
いいな、いいな、木村君、いいなぁ…
「なんで話しかけないの?私には毎日のように近海のことばっか話してくるくせに。」
「う…だって…」
近海君は学校中の女子から羨望の的になってる、超、超モテ男子。
とてもじゃないけど近寄れない。
話しかける想像をしただけで顔が熱くなる私を、花乃ちゃんがまっすぐ見て言う。
「あのね、寧々。寧々は可愛いんだから。寧々に話しかけられて嫌な男なんていないんだよ?もっとその武器使わないと損だよ!」
…花乃ちゃんはお世辞が上手だ。
「寧々も行けばいいのに」
「私は無理だよぉ…まだ話したこともないし…」
…そう。もう5月になるっていうのに、私はまだ近海君と一言も話せてない。
木村君が泣きながら近海君のところにいって、ありがとうを言ってるのが見える。
そんな木村君の頭をグシャグシャにして極上スマイルで気にすんな、と言う近海君。
いいな、いいな、木村君、いいなぁ…
「なんで話しかけないの?私には毎日のように近海のことばっか話してくるくせに。」
「う…だって…」
近海君は学校中の女子から羨望の的になってる、超、超モテ男子。
とてもじゃないけど近寄れない。
話しかける想像をしただけで顔が熱くなる私を、花乃ちゃんがまっすぐ見て言う。
「あのね、寧々。寧々は可愛いんだから。寧々に話しかけられて嫌な男なんていないんだよ?もっとその武器使わないと損だよ!」
…花乃ちゃんはお世辞が上手だ。



