「シャリッシャリのシャバッシャバやったなぁ…」

そう言ったのはキヤ君の隣でしゃがみ、同じく呆然とする姫ちゃん。


「…せやな」

返す言葉もございません。


「寧々ちゃんのせいじゃないよ。6人も人間がいて誰も料理できないこと自体が問題だよ」

「カベ君…!」


神様…!


「まぁ包丁を両手で持った時は戦慄したけど…」

「カベく…」


あげて落とすタイプの神…





「チカの包丁さばき凄かったなー!」


虚ろな目で炎を見ていた私たちは、逢和君の班の方へと視線をうつす。