「おい、そこで何をしている」
「ぁあ?てめぇーには関係ねぇーだろー ぅゔ」

私を連れていこうとしてた男の人が
目の前にいる人に殴られ安心してる。


なぜこうなったかというと、
遡ること30分前・・・
.
.
私はいつものように仕事から家に帰宅するところだった。
仕事は繁華街の中心付近にあるカフェ。
1年前から働いている。普段はお昼から21時には終わるんだけど、今日は貸切で終わった時刻が24時を回った時だった。
「お家まで送ろうか?」
「大丈夫ですよ!近いですし」
店長の陸(リク)さんが心配そうにしていたけど、歩いて15分ほどで着くから心配ない。
それよりも、送って貰うのが申し訳ないが強くて断った。
陸さんは、高校の時は暴走族<漆黒>の総長だったらしく、たまにそのメンバーが来る。
最初は吃驚したけど、みんな良い人ですっごい優しい。
片付けが終わって、一服をしてお店を出た。

「お姉さん何してるのー?」
私の横でなんか言ってる・・・
「ねぇ無視ー?ちょっと話そうよ〜」
シカトされてるのに永遠に喋ってる・・・
「うるさっ」
「っぁあ?」
やばっっ 思わず口に出しちゃた
そんなこんなで冒頭に戻る・・・











「助けて頂きありがとうございました」
「あぁ、大丈夫か?」
綺麗な顔、、
女の私よりも綺麗な顔だと思う。
「大丈夫です。失礼します」
軽くお辞儀をして帰ろうとした時に腕を掴まれた。
「あの・・・」
「あぁ、悪い。名前はなんと言う?」
掴まれた腕を離し、名前を聞いてくる男性。
「間宮花帆です。」
「花帆か、、いい名前だな
俺は高藤聖夜だ。」
高藤・・・どっかで聞いたことある。
「高藤さん、今日はありがとうございました」
「聖夜、聖夜って呼べ」
え、絶対私より年上だよね?
ってゆうかさ、初めましてで呼び捨てってどうなのよ、、
「せめて聖夜さんにします」
「・・・・・・あぁ、今はな」
返事してもらうまでの間はなに?
しかも、今はってなに?











私の中で危険信号がなった。
もうあんな思いはしたくない。
結局男性なんてみんな同じだ。