[短編]大好きな幼なじみに突然キスされて。

それからというもの……。


あれ以来、ナオに会うたびに会話もそこそこに逃げるようになってしまった。


「琴美、今日一緒にかえらない?」


「ごめん、あたし急ぐから」


放課後、声をかけられても速攻で断ってダッシュで逃げたり。


ある時は。


「琴美、昨日電話したんだけど」


「あ、ごめん、寝てた」


「19時に?早くないか?」


「そ、そうかな」


苦笑いするナオからすぐに目を逸らせた。


「そうだ、携帯がさっき壊れたからこれからは連絡とれないや、こめんっ」


焦ってバレバレの嘘をついてしまったり。


学校でたまにすれ違いそうになると友達の後ろに隠れてしまい。
 

ナオの教室の前の廊下はなるべく通らないようにしたりと、極力遭遇しないようしていた。