「そーか、そーか、ナオも男だもんね。そりゃこんな可愛い女子と2人きりでいたら平気でいられないよね、あははっ」
バンバンと彼の背中を叩いた。
「イテッ」
そんなに力をいれてないつもりだったけど、痛そうに顔をしかめられた。
いつもの彼なら、バーカとかなんとか言いかえしてきてふたりで軽く笑いあって……このまま、まるくおさまるはず。
「琴美……うざっ」
ほらね。よかった、いつもの彼の反応。
「まああたしだから良かったけど、こんなこと他の女子にしたら誤解されちゃうぞ」
「……」
彼の肩に軽くタッチしょうと手を伸ばしたら……。
「おまえ何言ってんの?」
ナオは低い声で言って私の手をつかんだ。
「今のムカついた」
ナオの真剣な瞳に射抜かれて身体が動かない。
「え、えと」
バンバンと彼の背中を叩いた。
「イテッ」
そんなに力をいれてないつもりだったけど、痛そうに顔をしかめられた。
いつもの彼なら、バーカとかなんとか言いかえしてきてふたりで軽く笑いあって……このまま、まるくおさまるはず。
「琴美……うざっ」
ほらね。よかった、いつもの彼の反応。
「まああたしだから良かったけど、こんなこと他の女子にしたら誤解されちゃうぞ」
「……」
彼の肩に軽くタッチしょうと手を伸ばしたら……。
「おまえ何言ってんの?」
ナオは低い声で言って私の手をつかんだ。
「今のムカついた」
ナオの真剣な瞳に射抜かれて身体が動かない。
「え、えと」



