俺には、転校した時から気になっている人がいた。
近づいたのは、興味があったから。
何も話さないのにいつも周りに人がいる。
なんでだろう。
ずっとそう思っていた。
その理由は話してすぐ分かった。
あいつは話さないけど相槌をうつのが上手だった。だから話してて飽きないし、むしろ楽しい。
楽しかった。関わっているうちにだんだんあいつも話すようになった。その声がマジで可愛くて、毎日話すのが楽しみになっていった。
それが恋だと知ったのは中2の時だ。
あいつに半年ぐらい彼氏がいた。
それを知った時すんごいイラッとした。
なんでだろう。
そう思って同い年の友達に相談してみたら、サラッと言われた。
「あぁそれは恋ですね」
一瞬フリーズした。
「恋?恋ってあの好きっていう気持ちのこと?」
「そうだよ。他に何があるの?」
友達は、笑って言ってきた。
「同い年なら誰でも知ってると思うよ。だって祐樹いつでも桜のこと見てるじゃん」
「なっ……!」
バレてた。そんなに分かりやすかったんだってその時知った。
これなら桜も気付いているかも。
そう思ったが次の言葉でそんな淡い希望は、消えた。
「まぁでもあの感じだと桜は、気付いてないかもな。今は彼氏の方しか見てないし」
「は?」
彼氏しか見てない?なんだそれは。俺を見ていない?なぜ?なぜ?
彼氏を殺そうかと思った。
でもそれは出来なかった。
1回桜と彼氏のデートしているところを見に行ったことがあった。
桜は、すんごい楽しそうな顔をしていた。それを見て悟った。
彼氏殺したら、あの笑顔も消える。
それだけは出来なかった。
半年後、桜は別れたという噂が広まった。
本当かどうか確認するために桜のところに行った。
聞いたら、本当だと言う。本人が言っているから事実なんだと思った。
なぜかホッとした。
別れても性格も生活も変わらなかった。
その時思った。
あいつにとっての彼氏は、暇つぶしアイテムだったのか?と。
それを聞いたら桜は、鼻で笑って
「当たり前でしょ」
そう言ってきた。
俺は桜のことが好きだったけど、別れた時にそう思われるのが嫌でなかなか告れなかった。
でもその代わりと言ってはなんだけど、ずっと一緒にいようと思った。
彼氏になれなくてもいいから近くにいたい。
そう思った。
でも、あいつは頭がいいから偏差値の高い学校を受験する。逆に俺はバカだからあいつと同じくらいになるためにめっちゃ勉強した。
無事桜と同じ高校に入って桜と一緒に高校生活を送れる。やった〜!
と思っていた矢先
「入学した時から好きでした。付き合ってください」
俺は近くに桜がいるのを知っていたから中学校の時のやり返しとして、その人と付き合った。
この事実に嫉妬して欲しかったから。
でもそれは良くない方向に走って行った。
屋上で桜を見つけた時すんごいホッとした。でも、気付いた。
目が赤くなっていることに。
俺が味わっていた気持ちをついに桜も味わったんだって。
そう思って嬉しかった。
でも次の日になったら桜は、俺のことを恨む目でずっと見ていた。
舞のことを殺意に満たされた目で見ていた。
なにかあるなと思ってた。
でもまさか殺すと思わなかった。
それくらい嫉妬してくれていると思えて嬉しかった。
じゃぁ、舞って奴もいなくなったし、桜に告ろう!
決意した矢先に俺のことも刺してきた。
その時の桜の顔は凄かった。
自分のやったことに後悔してる感じのオーラを出しながら、憎しみに顔を歪めていた。
「好き」
最後に俺が言って先に気を失った。
でも耳は、聞こえていたから桜の言っていた事も何となく聞こえていた。
嬉しい。本当に嬉しかった。
殺されてからだったけど、桜の本心を聞けて嬉しかった。
舞には、生け贄みたいになって若干申し訳ないけど桜と両想いだと知れた。
なんでこんなことになったんだろ。
もし次があるなら俺は桜に想いを言って幸せになりたいな。
こんな終わり方じゃなくてもっと人生を真っ当して終わりたい。
2人でいたい。
そう思う自分は間違っていますか?
近づいたのは、興味があったから。
何も話さないのにいつも周りに人がいる。
なんでだろう。
ずっとそう思っていた。
その理由は話してすぐ分かった。
あいつは話さないけど相槌をうつのが上手だった。だから話してて飽きないし、むしろ楽しい。
楽しかった。関わっているうちにだんだんあいつも話すようになった。その声がマジで可愛くて、毎日話すのが楽しみになっていった。
それが恋だと知ったのは中2の時だ。
あいつに半年ぐらい彼氏がいた。
それを知った時すんごいイラッとした。
なんでだろう。
そう思って同い年の友達に相談してみたら、サラッと言われた。
「あぁそれは恋ですね」
一瞬フリーズした。
「恋?恋ってあの好きっていう気持ちのこと?」
「そうだよ。他に何があるの?」
友達は、笑って言ってきた。
「同い年なら誰でも知ってると思うよ。だって祐樹いつでも桜のこと見てるじゃん」
「なっ……!」
バレてた。そんなに分かりやすかったんだってその時知った。
これなら桜も気付いているかも。
そう思ったが次の言葉でそんな淡い希望は、消えた。
「まぁでもあの感じだと桜は、気付いてないかもな。今は彼氏の方しか見てないし」
「は?」
彼氏しか見てない?なんだそれは。俺を見ていない?なぜ?なぜ?
彼氏を殺そうかと思った。
でもそれは出来なかった。
1回桜と彼氏のデートしているところを見に行ったことがあった。
桜は、すんごい楽しそうな顔をしていた。それを見て悟った。
彼氏殺したら、あの笑顔も消える。
それだけは出来なかった。
半年後、桜は別れたという噂が広まった。
本当かどうか確認するために桜のところに行った。
聞いたら、本当だと言う。本人が言っているから事実なんだと思った。
なぜかホッとした。
別れても性格も生活も変わらなかった。
その時思った。
あいつにとっての彼氏は、暇つぶしアイテムだったのか?と。
それを聞いたら桜は、鼻で笑って
「当たり前でしょ」
そう言ってきた。
俺は桜のことが好きだったけど、別れた時にそう思われるのが嫌でなかなか告れなかった。
でもその代わりと言ってはなんだけど、ずっと一緒にいようと思った。
彼氏になれなくてもいいから近くにいたい。
そう思った。
でも、あいつは頭がいいから偏差値の高い学校を受験する。逆に俺はバカだからあいつと同じくらいになるためにめっちゃ勉強した。
無事桜と同じ高校に入って桜と一緒に高校生活を送れる。やった〜!
と思っていた矢先
「入学した時から好きでした。付き合ってください」
俺は近くに桜がいるのを知っていたから中学校の時のやり返しとして、その人と付き合った。
この事実に嫉妬して欲しかったから。
でもそれは良くない方向に走って行った。
屋上で桜を見つけた時すんごいホッとした。でも、気付いた。
目が赤くなっていることに。
俺が味わっていた気持ちをついに桜も味わったんだって。
そう思って嬉しかった。
でも次の日になったら桜は、俺のことを恨む目でずっと見ていた。
舞のことを殺意に満たされた目で見ていた。
なにかあるなと思ってた。
でもまさか殺すと思わなかった。
それくらい嫉妬してくれていると思えて嬉しかった。
じゃぁ、舞って奴もいなくなったし、桜に告ろう!
決意した矢先に俺のことも刺してきた。
その時の桜の顔は凄かった。
自分のやったことに後悔してる感じのオーラを出しながら、憎しみに顔を歪めていた。
「好き」
最後に俺が言って先に気を失った。
でも耳は、聞こえていたから桜の言っていた事も何となく聞こえていた。
嬉しい。本当に嬉しかった。
殺されてからだったけど、桜の本心を聞けて嬉しかった。
舞には、生け贄みたいになって若干申し訳ないけど桜と両想いだと知れた。
なんでこんなことになったんだろ。
もし次があるなら俺は桜に想いを言って幸せになりたいな。
こんな終わり方じゃなくてもっと人生を真っ当して終わりたい。
2人でいたい。
そう思う自分は間違っていますか?