「……ヒ…ナ」


―――イツモソウ、私ハ、セックスノ時シカ抱キシメテモラエナイ。

遠い日の自分の声が今になって聞こえていた。


「ヒナ…ヒナ…」

「!?や、やめて…!!!」

「いいから、チカラ、抜いてよ…」

「いや……あ……」


ツバサの指は、ゆっくりと、けれど確実にヒナの肛門に入っていった。


背筋が一瞬にして汗まみれになる。


イヤダ…イヤダ…イヤナノニ……