「ヒナちゃんは、明日のクリスマスどうするの?」

「うるせーな。」

「……。」


最近、やたらと妹が話しかけてくるような気がする。
妹と言っても義父の連れ子だから血がつながっていないけどね…。


「…そっか…ごめんね。。」


あわてて顔を伏せてヒナから離れる妹。


「……すず…」

「…え…?」


反射的だろうかなんだかわからないが、妹の名前を呼んでしまった。

こうなるともうあとにひけない。ヒナは続けた。


「すずは…クリスマスに何がほしいの?」