ガコンッ
「?」
「ん」
「え?」
「ほれ、飲みな」
「あ…ありがとう…」
岡田くんがくれたのはアタシの大好きなカルピス。
「あ、岡田くん…」
「あ?」
「お、お金…」
「あぁいいのに…」
「でもっ」
「いいの」
「んー;;」
「だぁーっ分かったから!!ありがとう!!」
「あ///」
岡田くんの大きな掌が触れただけでドキッとした。
「「…」」
「あの、岡田くん」
「ん?」
(今日はやけにしゃべるな…;;)
「何でカルピス買ってくれたの?」
「…いや、喉渇いてたから…」
「あっや、あの…アタシにカルピスの理由…」
「あー杉浦、カルピス好きそーだから。好きなの?」
「うんっ♪」
缶のカルピスは初めて見る。
一口飲むとへらっと笑顔になった。
「えへへ///」
そう小さく呟いたの。
「え…?」



