笑った滝くんを気持ち睨むと佐崎さんが言った。
「本当仲いいねぇ。実はこの2人が付き合ってたりして(笑)」
「「それは無い」」
怒気も悪気も無く言った。
滝くんは知ってるもんね。
校内の自動販売機がある場所に行くと、なんと岡田くんがいた。
「おぉよッス」
「お、おはよう///」
「何それ…」
「あぁこれ?」
岡田くんは苦い匂いのするブラックコーヒーを普通に飲みながらアタシと会話してくれた。
「野球のグローブ」
「え?何で…?」
「はぁ?今日の体育、野球じゃん」
「あ;;」
「あーあ。でも女子だから大丈夫だろ」
「ならよかった…」
岡田くん、野球部だったんだから上手いよね。
滝くん言ってたし…。
早く体育の時間にならないかな…。



