「思ったんだけどさー…」
「?」
「杉浦、敬語じゃなくなったよな」
「ご…ご…」
一気に血の気が引いた。
「ごめんなさい;;」
「謝んな;;」
「ー」
「杉浦さぁー」
「ぇ?」
「……仲良くなりたくないの…?」
なりたい!!
でも声は出ない。
嫌なアタシ。
「な、な…///」
「まーいぃや。ほら、着いたぞ」
「えっあ、うん///」
「じゃーな」
ほら、またそんな笑顔見せる。
「あ、うん…」
「………岡田くん」
「ん?」
「仲良く……なりたいよ……」
「……………携帯、ある?」
「あっ、ある///」
肌寒い季節。
アタシの体は熱くて顔も熱くて困った。
ねぇ…岡田くん。



