「…」
広いパソコン室の一番前のパソコンの電源を入れた。




ガコンガッガッガコンガコンッ
ビクッ
ドアを開けると凄く近くにいる岡田くん。
「あ、サンキュー」
「え、ぁ…ぅうん…///」
岡田くんは重たそうな段ボール箱を持ってスタスタ前に歩いていく。

「はー疲れた!!」
少し乱暴に段ボール箱を置いて伸びをした。
「杉浦」
「ぅえぁっ///ぁ、…はい///」
「ここしか付けてねーの?」
「あ、うん」
「俺、ここの事言ったのに…」
先生用のパソコンをつついてコンコンと音を出した。
「あ、ごめん」



「ははっバーカ」




ねぇ胸が痛いの…。
病気?
違うよ。

今ね凄くうるさいの。
胸がドキドキ言って、胸に手を当てなくてもドキドキしてるってわかる。
イヤホンでアタシの胸の音を聴いてるみたいに頭に流れるの。




「杉浦?」










あぁアタシ、
……岡田くんが好きなんだ………………。