ガタンッと揺れたバス。


その時ふわっと少し甘い匂い。

あ、シャンプーしてきたんだっけ……。

目だけ横を見るとまだ少し濡れている黒い綺麗な髪。
髪に顔を近づけてかいでみると、
シャンプーの甘い匂いと
杉浦の匂いがした。







ぎゅっと握られた俺の学ラン。
肩にある好きな奴の顔。
2人用のイスという狭い空間の中。



本当にミスったと思った。
心臓に悪すぎ。



「んっ…」

肩にある杉浦の頭が少し動いた。




マジで助けて…………。
バスの中で死ぬ…。
心臓止まる;;
全神経が肩にほとんど集中している俺の体。
こんな杉浦と
変態な俺を2人っきりにしちゃダメでしょガキ共っ!!!