「何だよその顔…」
「いひゃいへふ…」
岡田くんは呆れてアタシのほっぺたをつねった。
「早く歩け」
岡田くんはそぅ言って、寒ぃ…と言いながら学ランのポケットに手を突っ込んだ。
1つ疑問があるの…。
今日のアタシはさっきの事もあって大胆で、苦無く岡田くんにきけた。
「何で岡田くんがいるの?」
「俺はアンタの傍観者だから」
「…じゃー倉敷さんに言ってくれてもいいじゃん……」
「バーカ。……まぁ過ぎた事だし?」
「んー…」
バス停に着いた頃に思い出した。
「あっ!!!」
「……何」
岡田くんは初めて聞くアタシの大きな声にビックリした顔をした。
「ごめんなさい電話していい?」
「いいけど…」
アタシは家に電話した。
「お母さん、亮介いる?」
『あら、いないわよ?』
「えっ嘘っ!!じゃー連れて帰るよ」
『うん。よろしく』
「兄貴?」
「ううん弟」
「…連れてって」
「は?」
「アンタの弟見てみたい」
「あ、…はぁ…;;」
「何歳なの弟くん」
「6歳になったばかりだよ?」
「マジ!?スゲー歳離れてるじゃん!!」
「だよね;;」
なぜかウキウキな岡田くん。
ぶっちゃけかわいい///
「岡田くんは兄弟いないの?」
「6つ離れたい姉貴いたけど婚約者とかけおちした」
「……;;」
意外;;
っと言うか何て反応したらいいのか…;;
「だから羨ましいんだ。俺、ガキ少し好きだし」
「へぇ…」
意外;;
「あ、てめえ意外って思っただろ」
ギクッ
「んな事ないよ;;」
「バレバレ」
本当に岡田くんは強い。



